この記事を書いた人
(年齢:40代 出身:大阪府) 自分好みの日本酒の見極め方に悩む、日本酒に嵌りたてのECサイト担当。
こんにちは、Kaori編集部スタッフです。
Kaoriからお届けしているさまざまな商品を、おいしいお酒と愉しまれている方も多いと思います。 このブログではKaoriの燻製製品とのペアリングを模索し、いろいろなお酒について深堀していきます。初回に当たる今回は、大阪府交野市にあり、Kaoriとはご近所の山野酒造さんにお邪魔してきました!
大阪府交野市の山野酒造とは?
山野酒造は大阪府交野市にある酒蔵です。現在も酒蔵内に湧く生駒山系の伏流水を使って酒造りを行っています。醸造する酒の9割が特定名称酒であり、そのうち4割を原酒で蔵出しするなど、こだわりの酒造りをされています。製法についても生もと造や山廃など昔ながらの技法を大切にしており、原酒ならではの旨味と、芳醇な香りが楽しめる商品をラインナップしています。
山野酒造の蔵に潜入!
厳冬の1月、われわれKaoriスタッフが山野酒造さまの蔵にお邪魔しました! この時期、蔵では酒の仕込みが最盛期を迎えています。
燻製づくりとは違い、お酒造りについてはまったく素人の私たち。ふだんはおいしく食べて飲むことに専念していますが、今日は日本酒がどのように造られているのか、今から興味津々です!
「酒米はごはんとして食べるコメとは違って、握ってもベタベタしません。蒸すと表面は乾いていて、中はしっとりしています。こういうコメが酒造好適米と言われ、酒造りに適しているんです」
と、ご案内してくださった山野酒造社長の山野久幸さま。
「食べてみて」とすすめてくださったので、蒸し広げられた米を口にしてみました。
当たり前ですが確かにコメです。ですが説明のとおり「外は乾いていて、中はふかふか」した食感です。 麹は蒸米の内側へと菌糸を伸ばすので、こういうお米が酒造りに適しているのだそうです。
「片野桜」でも行われている日本酒の“三段仕込み”って、どんな製法?
蔵を見せていただいている間も、どこからともなくよい香りが漂ってきます。
お酒の仕込みですが、山野酒造さんでは伝統的な三段仕込みを行っています。では“三段仕込み”って、どんな製法なのでしょうか。
最初は“添え仕込み”といって、酒母と麹と水に蒸米を少し入れます。2回目は“おどり”といい前回より多めに麹と水、蒸米を入れます。これが二段目(中仕込み)です。
最後の三段目(留め仕込み)では麹と水と蒸米を入れます。留め仕込みが完了すると、酵母はさかんに発酵をはじめ、ぶくぶくと泡を出し続けます。 現在のように発酵の科学的なメカニズムがわかっていない時代は、留め仕込みののち、泡が出なくなってから一定の日数を置いて搾る、ということを経験値で行っていたそうです。科学が発達していない時代からお酒造りは行われていましたが、本当にすごいですね。
さて、ここで発酵が収まって3、4日目という大吟醸の香りを嗅がせてもらいました!
「いいにおい!」
「何とも言えない香りですねえ」
Kaoriスタッフは飲んでもいないのに、ほろ酔い気分です。
Kaori-薫 の燻製と山野酒造「山廃仕込純米酒 片野桜(無濾過生原酒)」の気になる相性は?
現在、Kaori-薫では、深いコクとふくらみのある濃醇旨口の味わいが楽しめる「山廃仕込純米酒 片野桜(無濾過生原酒)」と「燻製おつまみ3種」をセットで販売しています。
山野酒造さんが力を入れている「原酒」とは、搾ったお酒を割水する前の日本酒のことです。
搾った直後の日本酒は20度程度のアルコール分がありますが、通常はこれに水を加えることで、味や香りを整えてから出荷します。
原酒の深いコクとほどよい酸味、ふくらみのある山田錦の味わいが楽しめる「山廃仕込純米酒 片野桜(無濾過生原酒)」に合わせたのは、Kaoriの「ほたるいか燻製」「真鯛燻製」「桜燻汐鮭」です。
いずれもやさしい味わいが特徴で、濃厚なお酒をやさしく受け止めます。
片野桜(山田錦)山廃純米と燻製おつまみ3種のセットはこちらから
ローマ法王献上品! プレミアム燻製「漢魂(かんたま)3種(かんぱち・真鯛・帆立)」と「純米大吟醸 かたの桜 雫酒」はどんな相性?
芳醇でふくよかな味わいが魅力の純米大吟醸「かたの桜 雫酒」には、2018年9月、ローマ法王に献上した「漢魂プレミアムスモーク3種」をペアリングしました。
「漢魂」は、厳選された国産素材を、50年以上使い続けた燻製釜で時間をかけて冷燻製に仕上げています。あっさりした品のある味わいは、香り高い純米吟醸との相性も抜群です。
かたの桜 雫酒 と漢魂3種(かんぱち・真鯛・帆立)のセットはこちらから
山野酒造さまは大阪の食や風土になじむさまざまなタイプの日本酒を販売されています。お同じく大阪育ちのKaoriとは相性も抜群なので、ぜひ一度、お試しくださいね!
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